ワンコインが救ってくれた労基署臨検
労基署臨検の思い出です。2年連続でした。
2回とも監督官が会社に乗り込んできたので、従業員の申告なのでしょう。
指示された書類を監督官に提出したところ、監督官は、特定の職種、事業所を
丹念にチェックしていました。
ときおり、書類を見ながら、質問がありました。
こちらとしては、適法な処理を説明、抗弁する訳ですが、やはり根拠が必要です。
監督官が疑念を抱きながら、給与に関する質問をしてきました。
大量の書類、しかも、複数年にわたるため、回答が曖昧になってしまいました。
監督官が納得しなければ、調査範囲が拡大します。
ピンチ!の状況でした。
そのとき、ワンコインの金額を処理したことを思い出しました。
根拠となる書類を提示できたことで、適法な処理が証明できた訳です。
些細な金額、ワンコイン程度の金額でしたが、会社を救ってくれたことになります。
当時、この監督官の質問に対する問題は、騒がれてはいませんでした。
しかし、数年後には、全国に大きな問題として発展していきました。
『やるべきことはやっておく』、いい教訓でした。
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