最低賃金の引き上げ・・・・・
新聞記事によれば厚労省が今年の中小企業の賃金上昇率が1.1%と発表したそうです。
最低賃金は、10月頃に決定しますが、経済界も20円引き上げを容認しているようです。
ここで、問題となることは、新たに採用する従業員の時給です。
昨今の人手不足の関係で、世間の賃金相場から足並みを揃えざるをえないことがあります。
すると、例えば、既存の先輩従業員は、最低賃金の時給にも係らず、新たに採用された者
が先輩の時給以上になっているようなケースが想定されます。
このような場合、先輩のモチベーションがダウンするかもしれません。
先輩の最賃額を引き上げ、他方で求人の時給は、世間相場に設定せざをえず、結果的に、
社内の職場環境が芳しくなくなるという悩ましい状況に陥りかねません。
また、これは政府方針の最低賃金1,000円が実現するまで、毎年、繰り返すことでしょう。
先輩のモチベーションを維持するためにも、賃金制度、評価制度を導入することをご検討
されることもいいでしょう。
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