任せるためには、信頼して・・・・・
社労士になる前の部下との関わり方です。
女性5人と2,000名を超える従業員の給与計算業務をしていました。
給与計算は、『できて当たり前の業務』です。
いろいろな法令に基づき、正確な処理が要求される緻密な業務です。
支給日が4回あり、例えば、月末締切の翌月10日支給の場合は、給与
を口座振込にする関係上、月末で締めて、翌月5日には完了しないと
振込に間に合いません。
チームワークで乗り切ることが必要になってきます。
そこで、各担当ごとに処理を行うことになりますが、責任者として部下に
任せるためには、信頼してお願いすることを心がけていました。
結果を出す過程は、各人で様々です。あえて、問いません。
求められることは、決められたスケジュールで結果を出すことです。
給与ですから、1円多くても、1円少なくてもいけません。
前月と比較して金額が多くても、少なくても根拠が必要です。
結果の妥当性を判断するポイントがあります。
部下の能力、経験などから仕上がりをある程度想定することができます。
仕上がりの結果に影響を及ぼしていた要因は、能力や経験よりむしろ個
性でした。
給与計算に限らず、他の仕事でもこの個性が顔を出してきます。
信頼して任せて、個性を見極めて、仕上がりの結果を想定する。
結果を出す過程は、問わない。任せているからです。
この方法で、給与計算業務以外の仕事も任せると部下のモチベーション
はアップしていました。
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