労働局の個人情報の取扱い
労働局の個人情報の取扱いが目に余るものがあります。
今年1月~8月まで、各労働局が公表している事案を分析してみました。
17の労働局で37件発生しており、中には8件、6件という労働局もあります。
労働局の部署、管内の監督署、ハローワークで発生していますが、労働局が
外部に業務委託をしている業者が起こしているものもあります。
監督署やハローワークが27件で圧倒的に多いですが、労働局内でも9件発生。
個人情報の取扱いの類型は、誤送付、紛失、廃棄。
気になる書類ですが、労働保険料申告書、資格喪失確認通知、受給資格者証、
事業者別被保険者台帳、就業規則変更届など行政の窓口に届出をしているあ
らゆる書類が対象となっています。中には、指導票や離職票などもあります。
20日にこちらの労働局が、業務委託先の事案を公表しました。
ジョブカードを誤って他人に渡した事案です。
また、労働局が独自に作成したリーフレットに実在する個人の情報を載せたまま
配布した事案も起こっています。
年金機構もさることながら、厚労省の出先機関の取扱いも目に余ります。
公表されていない事案もあるかと思うと末恐ろしい限りです。
社労士として、マイナンバーの取扱いを適正に運用していくことを再認識しました。
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